プリズム

私の頭の中が分かるブログ。何も隠さない。何も飾らない。

変化

今年(2016年)の4月頃まで、機械の様な、繰り返し終わりのないローテーションの日々を送っていました。
決められた一定ルートを、ただひたすらにグルグル回る。毎日、毎日。

機械の中にいるのは、生身の人間。それがわたし。
機械のスキマから見える外の世界を、ただの「外の世界、私とは関係ない世界」として見ていた。


でも、ずっと見ているうちにおもった。

このままでは何も変わらない。

分かってはいても行動出来なかった。
興味がなかった。

外の世界はフィクションで、テレビの中の世界と同じ印象だった。"しあわせ"なんて全てフィクションだと。
こんな事は私に起こるはずがないと。

食卓に肘ついて無心でテレビを見てる子供のように、本当に他人事だと思っていた。


叶うはずのない願いや望みは、そもそも期待していなかった。
期待してうまくいかなかったら?
誰が助けてくれるの。誰も助けない。他人は私に興味が無いから。無関心だから。
無関心が1番恐い。

端的に言えば、こういう事を悟るような人生を歩んできたのです。

こういう考えを持っている私は「可哀想な子」なのかな?

何がどうなって可哀想なんだろう。

ほんとうに、キョトンとする位分からない。

 

 

悲しくはない。悲しさや寂しさは置いてきた。

囚われていては、いつまでも何も進まないから。

私にとっては、全てもうただの事実。現実。過去。

 

そんな時、少しだけ、機械から出てみたくなる事が起きた。私は機械を開けて近付いてみた。

生身の私は、何も考えず進んでみた。
そして落ちそうになった。
目先のキラキラとした景色が羨ましくて、自分がこんなにも憧れていた世界に触れられるのかと思って。その中にある怖い部分を見ないようにして、放置してしまった。
やがてそれは肥大し、私を蝕み、鎖のような蛇が全身に絡みついたみたいだった。身動き一つ取れなくなっていった。
がんじがらめの身体のまま、坂を転げ落ちていく感覚。

あぁ、このまま動けないままなのかな。それはやだな。恐い。

そう思った時に、私はやっと人を頼って何とか落ちずに済んだ。

こうなった原因としては、1人で解決しようとしたから。
解決出来るわけなかった。「無知」だったから。
でも、人を頼るっていう選択肢に至らなかった。
そういう選択肢を1度も選んでこなかったから。

落ちそうになったあとに、悟った。
このままじゃ駄目なんだな。動かないといけない。
この身を守っていた場所には戻っちゃ駄目なんだ。戻れない。
もう、現実だろうがフィクションだろうが進まなきゃならない。
自分で進まなきゃ、何も得られない。
進みたい。見えないものに興味が出てきたから。
自分が他人に興味を持てば良いんだと。

実際落ちそうにはなったけれど、本当に良い経験だったと今では思う。
だって、こうでもしないと私は多分わからなかったから。本当に馬鹿だから。
苦しい思いはしたけれど、苦しんだ分の何かは見えた。

こういう風に、時間をかければなんでも受け入れられる自分も凄いと思えた。成長はしてる。
でも時間を掛けて苦しまないと受け入れられないんだっていう不器用さにも気付いた。


いろいろ動いていかなきゃなぁとは思うのだけど、今現在は思うように動けない。
もともとあった柵(しがらみ)が多くて、これらを解決しないと自由になれない。

親族、仕事、自分の過去。

 

ももクロの曲に「白金の夜明け」って曲がある。これがまさに、この時の心情にピッタリなんだ。なんで私の事が分かるの?って思っちゃうほど(笑)

歌って凄いなぁ。
歌もひとつの出逢いだなって思う。

 

私は、自由になりたい。

しがらみなんて感じない所に辿り着きたい。

カゴの中の鳥になんてならない。

いつでも笑っていたい。楽しくて楽しくて仕方ない位に。

笑顔は最強の矛盾だ。

 

私は、私を守っていた機械を捨てた。

生身で、弱くて、傷付きやすい私だけど、生まれ持ったこの最強タフ精神で何度でも立ち上がってやる。